セゾンマイルクラブってお得なの?と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
セゾンマイルクラブ(SAISONMILECLUB)はセゾンカードの還元率を2.5倍に上げてくれる制度です。
セゾンマイルクラブがお得かどうかの損益分岐点を出すにはマイルの使い方によって還元率が異なるため以下のように分類します。
- 他のポイントやアマゾンギフト券:1マイル=1円
- 国内ツアーや飛行機代に充てられるeJALポイント=1.5円 ←ココ
- 往復の飛行機代が無料になる特典航空券:1マイル=2円以上
今回はその中でも国内ツアーや飛行機代に充当できるeJALポイントとして使う場合を想定して損益分岐点を出します。
JALの国内外のツアーを使いたい方や家族以外の人たちと一緒に旅行に行く方、JALの上級会員を目指している方はeJALポイントとして利用するのがオススメです。
そんな1マイル=1.5円の時の損益分岐点を抽出するので是非参考にしてみてください。
旅行に行かない方は以下の記事で損益分岐点を出しているため確認ください。

セゾンマイルクラブ(SAISON MILE CLUB)とは

セゾンマイルクラブ(SAISON MILE CLUB)のJALコースとは、「通常セゾンカードで貯まる永久不滅ポイント」を「JALマイルと永久不滅ポイントがお得に貯まるプラン」に切り替わるサービスです。
通常永久不滅ポイントは1000円につき1ポイント(還元率0.5%)貯まります。
セゾンマイルクラブに加入すると、下記のようにマイルとポイントを貯めることができるのです。
- 1000円につき10JALマイル(1.0%)+2000円につき1永久不滅ポイント(0.25%)
つまり、セゾンマイルクラブに加入すると、セゾンカードの還元率1.25%になるのです。
ちなみに永久不滅ポイントをマイルに移行する時は下記の移行率になります。
- ANA(通常ルート)→60%
- ANA(みずほルート)→70%
- JAL(通常ルート)→50%
- JAL(期間限定レートアップ)→60%
還元率が一番低いJAL(通常ルート)で移行した場合
- セゾンカード:0.25%(0.5%×50%)
- セゾンマイルクラブ:1.125%(1%+0.25%×50%)
セゾンマイルクラブに加入するだけでマイル還元率が4.5倍も変わってくるのでセゾンマイルクラブに切り替えたほうがお得ですね。


セゾンマイルクラブ申込対象カード
セゾンマイルクラブって誰でも入ることができるの?と思った方も多いと思います。
この疑問にお答えすると、セゾンカードを持っているだけではセゾンマイルクラブには加入できません。
セゾンマイルクラブに加入するには下記のカードのいずれかを保有する必要があります。
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレスR・カード
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスR・カード
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスR・カード

セゾンマイルクラブの年会費っていくら?
セゾンマイルクラブに加入する際に注意して欲しい点は、カードの年会費とは別にセゾンマイルクラブの年会費を負担する必要があることです。
プラチナカードとゴールドカードによって年会費は異なります。
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレスR・カード:年会費無料
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスR・カード:年会費無料
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスR・カード:年会費4400円
プラチナカードを持っている方は無料でセゾンマイルクラブに加入できるのでマイルを使わない方でもセゾンマイルクラブに加入した方がお得ですね。
ゴールドカードの方は以下の損益分岐点で徹底解説していきます。

セゾンゴールドアメックスの損益分岐点の定義とパターン

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスカードはセゾンカードでも人気なカードの1枚です。
日本国内のカード会社で唯一アメリカンエキスプレス社のセンチュリオンの図柄が券面に許されているのがクレディセゾンのアメリカンエキスプレスカードとなります。
そんなセゾンゴールドアメックスについて簡単に解説していくと、
通常の年会費は11000円で国内利用の還元率が0.75%、海外利用の還元率が1.0%です。
セゾンマイルクラブに加入するには、カードの年会費とは別に4400円の年会費がかかります。
ただセゾンゴールドアメックスは期間限定の申し込みで年会費優遇特典が受けることができるため、年会費11000円が実質永年無料になるのです。
年会費優遇特典:1年に1回でも利用すると翌年の年会費11000円が無料になりその特典が解約するまで続くというお得な特典
年会費優遇特典を受けるためには、セゾンクラッセ星4になると期間限定で特典を受けることができます。
セゾンマイルクラブの損益分岐点の定義
セゾンゴールドカードの年会費優遇特典とセゾンマイルクラブの特典を考慮すると以下の2つのパターンと年会費に分けることができます。
- 通常:15400円(年会費11000円+セゾンマイルクラブ4400円)
- 年会費優遇特典:4400円(年会費無料+セゾンマイルクラブ4400円)
また、JALマイルと永久不滅ポイントの価値については下記のように定義します。
- JALマイルの価値:1マイル=1.5円
- 永久不滅ポイントの価値:1ポイント=5円
セゾンマイルクラブの還元率は通常時とセゾンクラッセ星6の時では0.5%(1000円につき1永久不滅ポイント)分異なるため以下の通りの還元率で計算します。
- 通常 :1.75%
- クラッセ星6:2.25%
通常時の内訳は1000円につき10マイル(15円相当)=1.5%+0.25%(2000円につき1永久不滅ポイント)のため、通常還元率1.75%です。
セゾンクラッセ星6の時には通常時に加えて1000円につき1永久不滅ポイント付与されるため、1.75%に+0.5%を加算した2.25%となります。
【ツアーや飛行機代、上級会員を目指している方必見】1マイル=1.5円時のセゾンマイルクラブ損益分岐点

ここでは、JALのツアーや友人との旅行でマイルを使いたいけど使えない方向けのセゾンマイルクラブの損益分岐点について解説していきます。
なぜJALのツアーや友人との旅行に行く方向けなのかと言うと、
特典航空券を利用するには会員の二親等以内の親族でないとJALマイルを利用できないためです。
そのため、友人や恋人と旅行に行きたい方はeJALポイントと言われるJALの航空券やツアー料金専用のポイントに交換する必要があります。
ちなみにJALマイルをeJALポイントへ交換するためのレートは1マイル=1.5円です。
特典航空券としてJALマイルを利用する場合はマイルの価値が1マイル=2円~20円ほどになりますので、今回の損益分岐点よりもさらにお得になります。
上記の定義を基に年会費無料の還元率0.5%と年会費無料の還元率1.0%のクレジットカードを比較してセゾンマイルクラブの損益分岐点を導き出します。
セゾンマイルクラブ年会費4400円の損益分岐点
セゾンゴールドアメックスの方はセゾンマイルクラブの年会費が4400円かかるため、そんなにお得じゃないと思う方も多いのではないでしょうか。
セゾンゴールドアメックスの通常還元率が0.75%で他のセゾンカードの還元率が0.5%です。
そしてセゾンマイルクラブの還元率が1.75%の時の還元率の差は、ゴールドアメックスの場合1.0%で、他のセゾンカードの場合1.25%となります。
その時の損益分岐点は以下の通りです。
- セゾンゴールドアメックス損益分岐点:44万円(4400÷1.0%)
- 他のセゾンカードの損益分岐点:35.2万円(4400÷1.25%)
現在セゾンゴールドアメックスを年間44万円以上利用しているのであれば、いますぐセゾンマイルクラブに加入しましょう。
また、あなたのお近くの店舗にセゾンカードと提携している施設があればそちらの施設のカードも作って活用したほうがさらにお得に提携施設の還元率になったり優待特典を受けることができます。
通常年会費+セゾンクラッセ☆6の時(還元率2.25%)
ここではセゾンゴールドアメックスの年会費11000円とセゾンマイルクラブの年会費4400円の合計15400円を支払った時の損益分岐点を解説していきます。
セゾンマイルクラブの還元率は1.75%でセゾンクラッセ星6の時には+0.5%分ポイントが付与されるため、還元率が2.25%です。
年会費15400円を回収するまでの金額と、年会費無料の還元率0.5%と1.0%のクレジットカードとの損益分岐点を比較します。
- 年会費15400円を回収する場合、68.5万円(15400÷2.25%)
- 還元率0.5%の損益分岐点=88万円(15400÷1.75%)
- 還元率1.0%の損益分岐点=123.2万円(15400÷1.25%)
通常年会費+セゾンクラッセ特典無し(還元率1.75%)
上記同様にゴールドカードの年会費とセゾンマイルクラブの年会費の合計15400円分をセゾンクラッセ2倍特典がない場合で計算すると以下の通りです。
- 年会費15400円を回収する場合、88万円
- 0.5%の還元率の損益分岐点=123.2万円
- 1.0%の還元率の損益分岐点=205.4万円
年会費無料の還元率1.0%のクレジットカードを利用している人はセゾンゴールドアメックスの年会費11000円を支払ったとしても年間で約206万円利用があるのであれば切り替えたほうがお得になります。
クレジットカードの還元率とは別に海外旅行傷害保険や空港ラウンジなどのゴールドカードの特典が付帯されるためセゾンゴールドアメックスに切り替えるのはオススメです。
ちなみに年間200万円以上の利用がある場合は、セゾンプラチナビジネスアメリカンエキスプレスカードも検討しましょう。
通常年会費22000円ですが200万円の利用で翌年の年会費がゴールドカードと同じ11000円で保有できます。
またセゾンマイルクラブへの加入は無料のためゴールドカードよりもお得なためオススメです。
セゾンゴールドアメックス年会費優遇特典+セゾンクラッセ星6(還元率2.25%)
セゾンゴールドアメックスの年会費が無料の場合、合計の年会費はセゾンマイルクラブの年会費4400円のみとなります。
セゾンクラッセ星6のポイント2倍時に、年会費4400円を回収するまでの金額と年会費無料の還元率0.5%と1.0%のクレジットカードの損益分岐点は以下の通りです。
- 年会費4400円を回収する場合、約19.6万円(4400円÷2.25%)
- 0.5%の還元率の損益分岐点=25.2万円(4400円÷1.75%)
- 1.0%の還元率の損益分岐点=35.2万円(4400円÷1.25%)
セゾンクラッセが星6になると、年会費無料の1.0%のクレジットカードでも損益分岐点が35.2万円になります。
セゾンゴールドアメックス年会費優遇特典+セゾンクラッセ特典無し(還元率1.75%)
年会費がセゾンマイルクラブの4400円でセゾンクラッセポイント2倍特典がない場合のセゾンマイルクラブの損益分岐点は以下の通りとなります。
- 年会費4400円を回収する場合、25.2万円
- 0.5%の還元率の損益分岐点=35.2万円
- 1.0%の還元率の損益分岐点=58.7万円
セゾンクラッセが星6にならなかったとしても通常還元率が1.75%となり、年会費無料で還元率1.0%のクレジットカードとの損益分岐点は58.7万円になります。
もちろんポイント還元率だけを考慮した場合の損益分岐点であるため、ゴールドカードならではの海外旅行傷害保険やカードラウンジサービスなどその他のサービスは考慮していません。
ポイント還元率だけを考慮しても上記で示した損益分岐点になるため、セゾンゴールドアメックスを持っていない方は是非検討してみてください。
セゾンゴールドアメックスは通常年会費11000円かかりますが、初年度無料なので1年間はお得に使うことができます。
そしてその期間中にセゾンクラッセ星4にして年会費優遇特典のキャンペーンを使えば、ずっと年会費無料でセゾンゴールドアメックスを保有できるためオススメです。
まとめ
今回は旅行に行かない方向けのセゾンゴールドアメックスのセゾンマイルクラブの損益分岐点について解説してきました。
実際のマイルの価値は1円~20円ほどと使い方によって異なります。
今回はその中でもマイルをeJALポイントに交換して航空券を購入する方やJALのツアーの支払いに充てる方向けの1マイル=1.5円分として損益分岐点を出しています。
これらのことを踏まえてセゾンゴールドアメックスの損益分岐点は以下の通りとなります。
年間15万円~25万円前後の利用でセゾンマイルクラブの年会費4400円分を回収できます。
年会費無料の還元率0.5%のクレジットカードと比較した場合の損益分岐点は
- 年会費15400円(ゴールドカード年会費+セゾンマイルクラブの年会費):88万円~123.2万円
- 年会費4400円(年会費優遇特典のため無料+セゾンマイルクラブの年会費): 25.2万円~35.2万円
年会費無料の還元率1.0%のクレジットカードと比較した時の損益分岐点は、
- 年会費15400円(ゴールドカード年会費+セゾンマイルクラブの年会費):123.2万円~205.4万円
- 年会費4400円(年会費優遇特典のため無料+セゾンマイルクラブの年会費):35.2万円~58.7万円
結論としては、旅行に行く方はセゾンマイルクラブに加入したほうがお得なります。
1年間で200万円以上利用する方は15400円の年会費(ゴールドカード+セゾンマイルクラブ)を支払ったとしてもそれだけで元が取れてしまいます。
また、年会費優遇特典のキャンペーンを適用することで年間60万円の利用で楽天カードのような年会費無料の還元率1.0%のクレジットカードよりもお得になりますよ。
旅行に行く方は是非セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードでJALマイルを貯めてください。
セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードの紹介者特典は、こちら。
セゾンプラチナビジネスアメリカンエキスプレスカードの紹介者特典は、こちら。
当サイトの紹介者特典から申込むと公式サイトより2000円分多くアマゾンギフト券がもらえます。
しかもゴールドアメックスもプラチナビジネスも初年度無料キャンペーン中ですので、1年目は無料で使えますので上記の損益分岐点よりもお得に使えますので申し込んでみてください。



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