- セゾンマイルクラブの改悪はいつから?
- 継続するべきかそれとも他のカードに切り替えたほうがよい?
と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回のセゾンマイルクラブの改悪は衝撃的なニュースでしたが、個人的にはそこまで悲観するものでもないと判断しました。
というのも一番最悪なシナリオはセゾンマイルクラブというサービスの完全終了のためです。
今回の改悪内容をまとめると、
- セゾンプラチナアメックス→影響なし
- セゾンプラチナビジネス→+年会費5,500円
- セゾンゴールドアメックス→+年会費5,500円
- 年会費優遇型ゴールドアメックス→サービス終了
セゾンプラチナビジネスとセゾンゴールドアメックスの年会費は値上げしますが、依然としてセゾンマイルクラブがお得であることは変わりません。
とはいえ、今回の改悪を受けてカード切り替えるべきか不安な方もいるかと思いますので、おすすめ切替先クレジットカードについても解説していきます。
セゾンマイルクラブ一部継続、一部改悪、一部サービス終了
2023年2月16日(木)に株式会社クレディセゾンよりセゾンマイルクラブ(SAISON MILE CLUB)についての一部サービス終了・年会費増額の改定に関する発表がされました。
内容としては2023年5月以降のセゾンマイルクラブ更新・登録分の大改悪となります。
具体的な改定内容は以下の通りです。
今回のセゾンマイルクラブの改悪をまとめると、
- プラチナアメックス以外年会費+5500円値上げ
- 無料ゴールドアメックスはサービス終了
無料ゴールドアメックスを利用している人にとっては大きな痛手となりました。
セゾンプラチナアメックスを利用している人は、今まで通りセゾンマイルクラブを無料で使えます。
今回の改悪を踏まえてカード券種別対応策を次の章でまとめているので是非参考にしてみてください。
券種別セゾンマイルクラブ改悪後の対応策
カード券種 (万円) | 改定前 (円) | 改定後(円) | 継続・切替 |
プラチナアメックス | 22,000 | 22,000 | 継続 |
プラチナビジネス〜200万 | 22,000 | 27,500 | 切替 |
プラチナビジネス200万~1,500万 | 11,000 | 16,500 | 継続・切替 |
プラチナビジネス1,500万〜 | 11,000 | 11,000 | 継続 |
有料ゴールドアメックス | 15,400 | 20,900 | 切替 |
無料ゴールドアメックス | 4,400 | サービス終了 | 切替 |
筆者的にセゾンマイルクラブの改悪は非常に残念ではありますが、他社カードと比較してもセゾンプラチナビジネスもプラチナアメックスの優位性は今まで通り変わりません。
ここではカード別に切り替えるべきか継続するべきか解説していきます。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス ・カード継続
セゾンプラチナアメックス継続・切替 | |
セゾンプラチナアメックス | 継続(今までと変更なし) |
今回の大改悪の中で唯一影響がなかったのが、セゾンプラチナアメックスです。
セゾンプラチナアメックスは年会費22,000円で、セゾンマイルクラブには年会費無料で加入できます。
改悪の中で一番カードの価値が上がったといっても過言はありません。
もともとセゾンプラチナアメックスでは高級レストランが2名で1名無料になるセゾンプレミアムレストランby招待日和が付帯されたり、海外旅行傷害保険の家族付帯が付帯されたりとサービスが充実していました。
そのためライフスタイルによっては多少年会費が上がったとしてもプラチナビジネスよりもセゾンプラチナアメックスの方がおすすめです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ・カード年間決済金額次第
セゾンプラチナビジネス継続・切替 | |
200万円未満 | セゾンプラチナアメックス+セゾンコバルトビジネス(事業用) |
200万円~1500万円 | コスパ重視:継続 サービス重視: セゾンプラチナアメックス+セゾンコバルトビジネス(事業用) |
1500万円以上 | 継続 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ・カードの注意すべきポイントは3つあります。
- セゾンマイルクラブの年会費5,500円
- 200万円以上の利用で翌年の年会費11,000円
- 1500万円以上で次年度セゾンマイルクラブ無料
これらの注意点を考慮すると、
- 200万円未満→年会費22,000円+5,500円
- 200万円以上→年会費11,000円+5,500円
- 1500万円以上→年会費11,000円
200万円未満の場合は年会費が高くなるためセゾンプラチナアメックスに切り替えましょう。
ビジネスをしている方は、セゾンプラチナアメックスとセゾンコバルトビジネスの2枚持ちがおすすめです。
200万円以上の場合はコスパを求めるのであればプラチナビジネスを継続して利用しましょう。
恋人や夫婦の記念日や接待などでオシャレなレストランを利用したい方は追加で年会費5,500円を支払ってもプラチナアメックスを検討するも良いですね。
1500万円以上の場合、セゾンマイルクラブの年会費が無料になるため今まで通りのため継続するのがオススメです。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス ・カードはプラチナまたは他社カードへ
セゾンゴールドアメックス継続・切替 | |
セゾンゴールドアメックス 年会費優遇セゾンゴールドアメックス | セゾンプラチナアメックス エポスゴールドカード JALカード マイレージプラスカードセゾン |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス ・カードの注意すべきポイントは2つです。
- 無料セゾンゴールドアメックスはセゾンマイルクラブ加入できない
- 有料セゾンゴールドアメックスの加入は+9,900円
今までコスパ最強であった年会費優遇型のセゾンゴールドアメックスはセゾンマイルクラブに加入することができなくなってしまいました。
そのため、JALマイルを貯めるにはJALカードへ切り替えるのがオススメです。
一方有料ゴールドアメックスはセゾンマイルクラブに加入することはできますが、通常の年会費11,000円に加えてセゾンマイルクラブの年会費9,900円支払うと合計20,900円になります。
セゾンプラチナアメックス(年会費22,000円)とセゾンゴールドアメックス(年会費20,900円)の年会費の差が1,100円です。
プラチナカードの特典やプライオリティパスが無料になることなどを考慮するとセゾンプラチナアメックスに切り替えたほうが総じて良いですね。
セゾンマイルクラブ改悪後のカード切り替え先クレジットカード5選
今回の改悪の対象となったセゾンゴールドアメックスとセゾンプラチナビジネスに代わるクレジットカードを5つ紹介していきます。
セゾンマイルクラブ改悪後の代わりのクレカ
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス ・カード
- セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- JALカード 普通カード
- MileagePlus セゾンカード
- マリオットボンヴォイプレミアムアメリカンエキスプレスカード
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス ・カード
年会費 | 22,000円(税込) |
還元率 | 0.75%(国内)・1.0%(海外) セゾンマイルクラブ加入時1.25% JALマイル還元率1.125% |
サービス・優待 | プライオリティパスが無料 コンシェルジュサービス セゾンマイルクラブ加入でJALマイル還元率1.125% 手荷物空港宅配サービス(往復) Tablet Plusが無料 entree(オントレ) セゾンプレミアムセレクション by 招待日和 パルコ・ロフトの割引 アメリカン・エキスプレス・コネクト SAISON Cash backで最大30%引き セゾンのふるさと納税で10%還元 |
国際ブランド | AMEX |
追加カード | ETCカード(無料) 家族カード(3,300円/枚) |
セゾンプラチナアメックスは年会費22,000円と若干高いですが、還元率とサービスともに高いパフォーマンスのクレジットカードです。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードのおすすめな人
- プラチナカードを安値で保有したい人
- お得にJALマイルを貯めたいJALマイラー
- 海外旅行や国内旅行が好きな人
- 他のセゾンカードを利用・保有している人
- 特別なサービスやVIP待遇など新しい体験をしたい人
セゾンプラチナアメックスの年会費がいくらで回収できるのかもこちらの記事でチェックしましょう。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(個人事業主)
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 0.5%(国内)・1.0%(海外) |
サービス・優待 | ビジネス・アドバンテージで各種優待 特定加盟店でポイント4倍 パルコ・ロフトの割引 アメリカン・エキスプレス・コネクト SAISON Cash backで最大30%引き セゾンのふるさと納税で10%還元 |
国際ブランド | AMEX |
追加カード | ETCカード(無料) 追加カード(無料) |
セゾンコバルトビジネスカードはビジネスカードとして利用できるクレジットカードです。
セゾンコバルトビジネスカードは還元率0.5%というデメリットがありますが、セゾンアメックスのサービスやビジネス・アドバンテージも利用することができます。
セゾンプラチナアメックス(個人用)でセゾンマイルクラブに加入することで、セゾンコバルトビジネス(事業用)の還元率も0.5%から1.25%にアップするため2枚持ちがオススメです。
セゾンコバルトビジネスカードがおすすめな人
- 駆け出しのフリーランスや個人事業主
- ビジネス口座と個人用口座を分けたい人
- 副業をしている人
- 社員用カードを無料で作りたい人
セゾンプラチナアメックス×セゾンコバルトビジネスカードの2枚持ちは法人と個人の口座を分けつつ高還元率を実現する組み合わせなので筆者の友人にもおすすめしています。
JALマイル1.0%のJALカード普通カード
年会費 | 2,200円(税込) |
還元率 | 0.5%(JALマイル) 1.0%(ショッピングマイルプレミアム加入時) |
サービス・優待 | JALショッピングマイルプレミアム(年会費3,300円)加入でJALマイル2倍 海外旅行傷害保険 毎年初回搭乗ボーナス1,000マイル JALツアープレミアム(年会費2,200円)加入でフライトマイル100% JAL各種サービスでの割引 JALカードの家族プログラムでマイル合算 |
国際ブランド | JCB,AMEX,VISA,MASTER |
追加カード | ETCカード(無料~540円) 家族カード(年会費1,100円) |
JALカードの普通カードは年会費を抑えてJALマイルを貯めるのに適しているクレジットカードです。
通常JALカードは還元率0.5%ですが、JALショッピングマイル・プレミアム(年会費3,300円→2023年6月より年会費4,950円)に加入することでJALマイル還元率1.0%に上がります。
特にJALでの利用に特化していて、JALカードの家族プログラムを利用することで家族とマイルを合算できるのでおすすめです。
JALカード普通カードがおすすめな人
- 年会費をあまりかけずにJALマイルを貯めたい人
- 家族旅行が好きな人
- JALのサービスをたくさん利用する人
JALファンにはお得満載のカードですので、JALマイラー必須のクレジットカードと言っても過言でないでしょう。
UAマイル1.5%のマイレージプラスセゾンカード
年会費 | 1,650円(税込) |
還元率 | 0.5%(UAマイル) 1.5%(マイルアップメンバーズ加入時) |
サービス・優待 | マイルアップメンバーズ(年会費5,500円)加入でUAマイル3倍 海外旅行傷害保険 サンクスマイル500マイル付与(AMEX限定) |
国際ブランド | AMEX,VISA,MASTER |
追加カード | ETCカード(無料) 家族カードなし |
マイレージプラスカードセゾンは旅行特化型のクレジットカードです。
年間5,500円のマイルアップメンバーズに加入すると、ユナイテッド航空のUAマイル還元率が1.5%となります。
UAマイルが一番貯まるクレジットカードです。
実はUAマイルは国内線も利用することができてANAマイルよりも少ないマイルで特典航空券を購入できることもあります。
国際線は必要マイル数が多くなってしまう傾向がありますが、燃油サーチャージがかからないのが魅力です。
マイレージプラスカードセゾンがおすすめな人
- UAマイルをコスパ良く貯めたい人
- 燃油サーチャージを払いたくない人
- 国内線を利用する人
セゾンプラチナアメックス×マイレージプラスカードセゾン(VISA)の2枚持ちをすることで、JALが加入しているワンワールド13社とユナイテッド航空が加入しているスターアライアンス26社で特典航空券を利用できるため使い勝手が良いですね。
マイレージプラスカードセゾンは旅行好きには必携のクレジットカードです。
JALマイル1.25%のマリオットボンヴォイプレミアムカード
年会費 | 49,500円(税込) |
還元率 | 3.0%(MarriottBonvoyポイント) 1.25%(JALマイル、ANAマイル) |
サービス・優待 | Marriott Bonvoy ゴールドエリートが自動付与 年間400万円の利用でMarriott Bonvoy プラチナエリート 宿泊実績が年15泊プレゼント 毎年150万円の利用で無料宿泊特典 充実な旅行傷害保険やショッピング保険 多数の航空会社のマイルに移行可 海外旅行の手荷物無料宅配サービスは羽田空港も対象(羽田・成田・中部・関空) |
国際ブランド | AMEX |
追加カード | ETCカード(無料)初回発行手数料935円 家族カード24,750円 1枚目無料 |
マリオットボンヴォイプレミアムアメリカンエキスプレスカードは、旅行特化型クレジットカードです。
その中でもマリオットボンヴォイ系列のホテル特典が卓越しています。
年会費は49,500円とセゾンプラチナアメックスと比較しても2倍以上になりますが、それに見合う特典を持ち合わせています。
マリオットボンヴォイプレミアムアメックスがおすすめな人
- 旅行好きな人
- マリオットホテルに泊まりたい人(年間150万円)
- ホテルの上級ステータスを手に入れたい人(年間400万円)
- 年会費49,500円を払うのに抵抗がない人
セゾンプラチナビジネスカードの年会費よりも2倍以上高いですが、人気のあるクレジットカードの1枚です。
まとめ
今回は2023年5月からセゾンマイルクラブの改悪と一部サービス終了について解説していきました。
セゾンマイルクラブのサービス内容改定は以下の通りです。
- セゾンプラチナアメックス→影響なし
- セゾンプラチナビジネス→+年会費5,500円
- セゾンゴールドアメックス→+年会費5,500円
- 年会費優遇型ゴールドアメックス→サービス終了
これらの改悪に伴って今後継続するかどうかは以下の通りです。
- セゾンプラチナアメックス→継続
- プラチナビジネス(200万円未満)→切替
- プラチナビジネス(200万円~1500万円)→切替or継続
- プラチナビジネス(1500万円以上)→継続
- セゾンゴールドアメックス→切替
セゾンマイルクラブは改悪されても基本的にセゾンプラチナアメックスに切り替えるのがおすすめです。
とはいえ、年会費2万円も支配いたくない方もいると思いますので、切替先クレジットカード5つをまとめました。
セゾンマイルクラブ改悪後の代わりのクレカ
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス ®・カード
- セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
- JALカード 普通カード
- MileagePlus セゾンカード
- マリオットボンヴォイプレミアムアメリカンエキスプレスカード
今回の改悪を受けてもなおセゾンマイルクラブはお得である制度であることは変わりません。
引き続きお得にJALマイルを貯めていきましょう。
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