セゾンマイルクラブってお得なの?と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
セゾンマイルクラブはセゾンカードを持っている方に是非とも有効活用してほしい制度です。
というのも、セゾンマイルクラブに加入するだけで永久不滅ポイントが貯まるほとんどのセゾンカードが通常の2.5倍もお得にポイントやマイルを貯める事ができる制度だからです。
セゾンマイルクラブがお得かどうかの損益分岐点を出すにはマイルの使い方によって還元率が異なるため以下のように分類します。
- 他のポイントやアマゾンギフト券:1マイル=1円 ←今回はココ
- 国内ツアーや飛行機代に充てられるeJALポイント=1.5円
- 往復の飛行機代が無料になる特典航空券=2円以上
飛行機乗らないからマイルはいらないと思っている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな旅行に行かないけどお得にポイ活をしたい方に向けて、マイルをアマゾンギフト券や他のポイントに移行してもセゾンマイルクラブがお得という損益分岐点をまとめました。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードのセゾンマイルクラブ損益分岐点は以下の通りです。
セゾンマイルクラブ損益分岐点一覧
- セゾンマイルクラブ損益分岐点:0円
- 年会費回収まで:88万円~176万円
- 0.5%クレカと比較時:146.7万円~293.4万円
- 1.0%クレカと比較時:440万円~880万円
そのため、アマゾンギフト券や他のポイントに交換する時の1マイル=1円のレートで損益分岐点を計算しています。
特典航空券やeJALポイントに交換する方は、今回提示する損益分岐点よりもさらにお得になりますので是非参考にしてみてください。

セゾンマイルクラブ(SAISON MILE CLUB)とは

セゾンマイルクラブ(SAISON MILE CLUB)のJALコースとは、「通常セゾンカードで貯まる永久不滅ポイント」を「JALマイルと永久不滅ポイントがお得に貯まるプラン」に切り替わるサービスです。
通常永久不滅ポイントは1000円につき1ポイント(還元率0.5%)貯まります。
セゾンマイルクラブに加入すると、下記のようにマイルとポイントを貯めることができるのです。
- 1000円につき10JALマイル(1.0%)+2000円につき1永久不滅ポイント(0.25%)
つまり、セゾンマイルクラブに加入すると、セゾンカードの還元率1.25%になるのです。
ちなみに永久不滅ポイントをマイルに移行する時は下記の移行率になります。
- ANA(通常ルート)→60%
- ANA(みずほルート)→70%
- JAL(通常ルート)→50%
- JAL(期間限定レートアップ)→60%
還元率が一番低いJAL(通常ルート)で移行した場合
- セゾンカード(通常) :0.25%(0.5%×50%)
- セゾンマイルクラブ :1.125%(1%+0.25%×50%)
セゾンマイルクラブに加入するだけでマイル還元率が4.5倍も差が生まれてくるのでセゾンマイルクラブに切り替えたほうがお得ですね。


セゾンマイルクラブ申込対象カード

セゾンマイルクラブって誰でも入ることができるの?と思った方も多いと思います。
この疑問にお答えすると、セゾンカードを持っているだけではセゾンマイルクラブには加入できません。
セゾンマイルクラブに加入するには下記のカードのいずれかを保有する必要があります。
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレスR・カード
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスR・カード
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスR・カード

セゾンマイルクラブの年会費っていくら?
セゾンマイルクラブに加入する際に注意して欲しい点は、カードの年会費とは別にセゾンマイルクラブの年会費を負担する必要があることです。
プラチナカードとゴールドカードによって年会費は異なります。
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレスR・カード:年会費無料
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスR・カード:年会費無料
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスR・カード:年会費4400円
プラチナカードを持っている方は無料でセゾンマイルクラブに加入できるのでマイルを使わない方でもセゾンマイルクラブに加入した方が良いですね。
ゴールドカードの方は損益分岐点を考慮してざっと年間60万円以上使うのであればセゾンマイルクラブに加入した方がお得です。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの基本情報

セゾンカードは日本国内のカード会社で唯一アメリカンエキスプレス社のセンチュリオンの図柄が券面に許されているカード会社となります。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードはセゾンカードの中でも人気なクレジットカードの1つです。
そんなセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードついて簡単に解説していくと、
通常の年会費22000円で国内利用の還元率が0.5%で海外利用の還元率が1.0%です。
また、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの1番の魅力は年間200万円以上の利用で翌年の年会費が半額になることです。
つまり、年間200万円以上利用している人は年会費が22000円から半額の11000円になってしまいます。
それ加えて、セゾンマイルクラブには無料で加入することができます。
年会費11000円で手に入れることができるプラチナカードはほとんどないため、コスパ良くプラチナカードを作りたい方にオススメのクレジットカードです。
セゾンマイルクラブの損益分岐点の定義
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードはセゾンマイルクラブは無料で加入できるため年間の維持コストは年会費だけです。
とはいえ、年会費は通常22000円ですが、200万円利用すると翌年半額の11000円になるため、2つのパターンで計算します。
- 通常:年会費22000円
- 優遇:年会費11000円
また、JALマイルと永久不滅ポイントの価値については下記のように定義します。今回はアマゾンギフト券やその他のポイントに移行した時を想定しているため以下のように定義します。
- JALマイルの価値:1マイル=1円
- 永久不滅ポイントの価値:1ポイント=5円
セゾンマイルクラブの還元率は上記の定義をもとに1.25%とします。
- セゾンマイルクラブ :1.25%
【旅行に行かない方必見】1マイル=1円時のセゾンマイルクラブ損益分岐点

ここでは、旅行には行かない方向けのセゾンマイルクラブの損益分岐点について解説していきます。
なぜ旅行には行かない方向けかと言うと、マイルは使い方によって価値が大きく変わるからです。
具体的な例で言うと、JALマイルをアマゾンギフト券に変える際の交換レートは1マイル=1円となります。しかしマイルを特典航空券として利用すると、1マイル=1.5円~10円ほどの価値になるのです。
そのためマイルは特典航空券として利用した方がお得です。
とは言っても、飛行機に乗らないという方はいると思いますので、そんな旅行に行かない方向けの損益分岐点を解説していきます。
マイルを特典航空券にしたりeJALポイントに交換したりする方は今回の損益分岐点よりももっとお得になりますのでご安心ください。
上記の定義を基に年会費無料の還元率0.5%と年会費無料の還元率1.0%のクレジットカードを比較してセゾンマイルクラブの損益分岐点を導き出します。
また、元々セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードをお持ちの方は、セゾンマイルクラブに加入するべきか否かも比較していきますね。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードのセゾンマイルクラブ損益分岐点は0円
プラチナビジネス(0.5%)(A) | セゾンマイルクラブ(JAL1.0%+永久不滅0.25%)(B) | 差額(B)-(A) | |
100万円 | 1000pt(5000円相当) | 1万マイル+500pt(2500円相当) | 7500円 |
200万円 | 2000pt(1万円相当) | 2万マイル+1000pt(5000円相当) | 15000円 |
300万円 | 3000pt(1.5万円相当) | 3万マイル+1500pt(7500円相当) | 22500円 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの場合、セゾンマイルクラブへの加入年会費が無料です。
またセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードや他のセゾンカードでのお支払いがセゾンマイルクラブの加入するだけで2.5倍もお得になります。
そのため、セゾンマイルクラブの損益分岐点は0円です。
セゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブ損益分岐点
- 通常:0円
- 優遇:0円
つまり、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードを持っていてまだセゾンマイルクラブに加入していない方は数万円単位で損をしているので、今すぐセゾンマイルクラブを加入しましょう。
セゾンマイルクラブ損益分岐点(年会費回収)
年会費(A) | 還元率(B) | 損益分岐点(A)÷(B) | |
通常 | 22000円 | 1.25% | 176万円 |
優遇 | 11000円 | 1.25% | 88万円 |
ここではセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの年会費を支払った時の損益分岐点を解説していきます。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは通常の22000円の年会費と優遇の11000円の年会費があります。
また、1マイル=1円時のセゾンマイルクラブは還元率が1.25%のため、回収までの金額は以下の通りです。
セゾンプラチナビジネスの年会費を回収するまでの金額
- 通常:176万円
- 優遇:88万円(優遇継続には200万円)
セゾンプラチナビジネスカードの年会費22000円の元を取るとすると176万円の利用が必要です。
一方、昨年200万円以上の利用をすると年会費が半額になるため回収するまでの費用が88万円となります。
来年の年会費優遇を受けるには200万円の利用が必要となるので、年間200万円以上利用する方にはオススメです。
セゾンマイルクラブの損益分岐点(還元率0.5%無料カードとの比較)
年会費(A) | 還元率(B) | 損益分岐点(A)÷(B) | |
通常 | 22000円 | 1.25%-0.5% =0.75% | 293.4万円 |
優遇 | 11000円 | 1.25%-0.5%=0.75% | 146.7万円 |
上記の表のようにエポスカードやセゾンカード、三井住友カードのように年会費無料かつ還元率が0.5%のクレジットカードと比較した時の損益分岐点は146.7万円~293.4万円となります。
セゾンマイルクラブ損益分岐点(還元率0.5%クレカ)
- 通常:293.4万円
- 優遇:146.7万円(優遇継続には200万円)
年会費無料かつ還元率0.5%のクレジットカードをお使いの方は、1年間で200万円(月々16.7万円)以上の利用している場合損をしていることになります。
また、プラチナカードにはお金に変えることができないような付帯サービスなどもあるので、還元率以外の面を考慮してもお得になります。
セゾンマイルクラブ損益分岐点(還元率1.0%無料カードとの比較)
年会費(A) | 還元率(B) | 損益分岐点(A)÷(B) | |
通常 | 22000円 | 1.25%-1.0%=0.25% | 880万円 |
優遇 | 11000円 | 1.25%-1.0%=0.25% | 440万円 |
楽天カードのような年会費無料で還元率1.0%のクレジットカードと比較した時のセゾンマイルクラブの損益分岐点は440万円となります。
セゾンマイルクラブ損益分岐点(還元率1.0%クレカ)
- 通常:880万円
- 優遇:440万円
年間に440万円を利用する方は年会費を支払ったとしてもお得になります。
年間に440万円以上利用しないとお得ではないのか?
結論から言うと、損益分岐点は440万円ですがお得です。
お得な理由はプラチナカードの特典にあります。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードのお得な特典
- 年会費429ドルのプライオリティパスが無料に
- 最高峰の海外・国内旅行傷害保険
- 365日24時間のコンシェルジュサービス
- セゾンマイルクラブでJALマイル還元率1.125%
- セゾン超優待で10%オフやポイント20倍に
- 魅力的なホテルでお得な優待Tablet Plusが無料に
普通だと22000円では受けることができないサービスが盛りだくさんとなっております。
これらのサービスを少しでも活用することで、年会費の元がすぐに回収できてしまいます。
ちなみに筆者の場合、仕事で福岡に出張した際にセゾン超優待を活用してJAL便を予約しただけで、7500円相当の永久不滅ポイントが還元されました。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードがオススメな人
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードはプラチナカードの中でもコスパ最強と呼ばれるカードです。
とはいえ、クレジットカードにはその人の属性や商圏、使い方によって選ぶべきクレジットカードが変わってきます。
そのため、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードをオススメする人は以下の通りです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードのオススメな人
- プラチナカードを最安値で保有したい人
- JALカードよりもお得にJALマイルを貯めたいJALマイラー
- 年間200万円以上利用する人
- 海外旅行や国内旅行が好きな人
- 他のセゾンカードを利用・保有している人
一方、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードをオススメしない人は以下の通りです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードをオススメしない人
- クレジットカードに年会費を絶対に払いたくない人
- 海外旅行で家族全員でサービスを享受したい人
- ステータスが欲しい人
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは旅行しなくてもお得になるカードですが、旅行する方がお得になるカードになります。
まとめ
今回は旅行に行かない方向けのセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードのセゾンマイルクラブの損益分岐点について解説してきました。
実際のマイルの価値は1円~20円ほどと使い方によって異なります。
今回はその中でもマイルを他のポイントやアマゾンの商品券などに交換する人向けの1マイル=1円として損益分岐点を出しています。
そのため、セゾンマイルクラブの損益分岐点の中でも今回の還元率を下回ることはほとんどありません。
セゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブ損益分岐点
- 通常:0円
- 優遇:0円
年会費22000または11000円を回収するまでに必要な金額は以下の通りです。
セゾンプラチナビジネスの年会費を回収するまでの金額
- 通常:176万円
- 優遇:88万円(優遇継続には200万円)
年会費無料の還元率0.5%のクレジットカードと比較した時のセゾンプラチナビジネスアメックスの損益分岐点は以下の通りです。
セゾンマイルクラブ損益分岐点(還元率0.5%クレカ)
- 通常:293.4万円
- 優遇:146.7万円(優遇継続には200万円)
年会費無料の還元率1.0%のクレジットカードと比較した時のセゾンプラチナビジネスアメックスの損益分岐点は以下の通りです。
セゾンマイルクラブ損益分岐点(還元率1.0%クレカ)
- 通常:880万円
- 優遇:440万円
セゾンプラチナビジネスアメックスのセゾンマイルクラブの損益分岐点は現在のお使いのクレジットカードやポイントの使い方によっても異なりますが、優遇特典を考慮して年間200万円以上利用する方であればメインカードにしたほうが良いですね。
《セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスカード》





コメント