セゾンマイルクラブってお得?
セゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブの損益分岐点っていくら?
セゾンマイルクラブはセゾンカードを持っている方に是非とも有効活用してほしい制度です。
というのも、セゾンマイルクラブに加入するだけで永久不滅ポイントが貯まるほとんどのセゾンカードが通常の2.5倍もお得にポイントを貯める事ができるからです。
セゾンマイルクラブ還元率:JAL1.0%+永久不滅ポイント0.25%
セゾンマイルクラブ損益分岐点:44~79.2万円
セゾンマイルクラブがお得かどうかの損益分岐点を出すにはマイルの使い方によって還元率が異なるため以下のように分類します。
利用目的別セゾンマイルクラブ還元率
- 他のポイントやアマゾンギフト券:1マイル=1円 (1.25%)
- 国内ツアーや飛行機代に充てられるeJALポイント:1マイル=1.5円 (1.75%)
- 往復の飛行機代が無料になる特典航空券:1マイル=2円以上 (2.25%)
利用目的別のセゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブの損益分岐点を徹底的に調べたのでぜひ参考にしてください。
ちなみにセゾンマイルクラブをマスターすることで家族や友人、恋人との旅行を無料で行くのはもちろん、豊かに資産形成できますよ。
セゾンマイルクラブ(SAISON MILE CLUB)とは
セゾンマイルクラブとは
永久不滅ポイントが貯まるほぼすべてのセゾンカードがJALマイルと永久不滅ポイントの2重取りができる制度
通常永久不滅ポイントは1000円につき1ポイント(還元率0.5%)貯まります。
しかし、セゾンマイルクラブに加入すると下記のようにマイルとポイントを貯めることができるのです。
セゾンマイルクラブの内訳
- 1000円につき10JALマイル(1.0%)+2000円につき1永久不滅ポイント(0.25%)
また、セゾンマイルクラブに加入だけで永久不滅ポイントが貯まるほぼすべてのセゾンカードの還元率1.25%貯まるのがセゾンマイルクラブ最大の魅力です。
ちなみに永久不滅ポイントをマイルに移行する時は下記の移行率になります。
永久不滅ポイントのマイル移行率
- ANA(通常ルート)→60%
- ANA(みずほルート)→70%
- JAL(通常ルート)→50%
- JAL(期間限定レートアップ)→60%
仮にJAL(通常ルート)で移行した場合でもJALマイルの還元率が1.125%と非常に高くなります。
セゾンマイルクラブ申込対象カード
セゾンマイルクラブって誰でも入ることができるの?
この疑問にお答えすると、セゾンカードを持っているだけではセゾンマイルクラブには加入できません。
セゾンマイルクラブに加入するには下記のカードのいずれかを保有する必要があります。
セゾンマイルクラブを申し込むことでできるカード
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カード(以下セゾンゴールドアメックス)
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード(以下セゾンプラチナビジネス)
- セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード(以下セゾンプラチナアメックス)
セゾンマイルクラブの年会費っていくら?
セゾンマイルクラブに加入する際に注意して欲しい点は、カードの年会費とは別にセゾンマイルクラブの年会費を負担する必要があることです。
セゾンマイルクラブの年会費
- セゾンゴールドアメックス:9,900円
- セゾンプラチナビジネス:5,500円
- セゾンプラチナアメックス:無料
それぞれのセゾンマイルクラブの年会費を回収までの損益分岐点は以下の通りです。
名称 | 年会費 | 1マイル=1円 | 1マイル=1.5円 | 1マイル=2円 |
セゾンゴールドアメックス | 9,900円 | 792,000円 | 565,714円 | 440,000円 |
セゾンプラチナビジネス | 5,500円 | 440,000円 | 314,285円 | 244,444円 |
セゾンプラチナアメックス | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
セゾンマイルクラブのメリットデメリットについては下記記事にて解説しております。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの基本情報
名称 | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード |
カード入会資格 | 個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生、未成年を除く) |
年会費 | 通常:22,000円 年会費優遇:11,000円(年間200万円の利用で翌年年会費半額) |
還元率 | 国内:0.5% 海外:1.0% セゾンマイルクラブ:1.25% |
ポイント | 永久不滅ポイント 有効期限なし |
国際ブランド | AMEX |
追加カード | 3,300円/枚(通常) |
ETCカード | 無料で発行 |
セゾンカードは日本国内のカード会社で唯一アメリカンエキスプレス社のセンチュリオンの図柄が券面に許されているカード会社となります。
セゾンプラチナビジネスの主な特徴は以下の通りです。
セゾンプラチナビジネスの主な特徴
- 年間200万円以上の利用で翌年年会費半額
- セゾンマイルクラブ加入で還元率1.25%
- 約5万円ほどかかるプライオリティパス(プレステージ会員)が無料付帯
- セゾンのふるさと納税10%ポイント還元
- 充実した旅行傷害保険
- 24時間365日対応可能のコンシェルジュサービス
セゾンマイルクラブ加入には別途5,500円かかります。
年会費11000円で手に入れることができるプラチナカードはほとんどないため、コスパ良くプラチナカードを作りたい方にオススメのクレジットカードです。
利用目的別のセゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブ損益分岐点
セゾンプラチナビジネスの損益分岐点を出す際に必ず必要なのがポイントの利用目的です。
そこでセゾンマイルクラブの利用目的別のセゾンマイルクラブの還元率は下記の通りとします。
利用目的別セゾンマイルクラブ還元率
- 他のポイントやアマゾンギフト券:1マイル=1円 (1.25%)
- 国内ツアーや飛行機代に充てられるeJALポイント:1マイル=1.5円 (1.75%)
- 往復の飛行機代が無料になる特典航空券:1マイル=2円以上 (2.25%)
セゾンマイルクラブの損益分岐点の定義
セゾンプラチナビジネスでは年間200万円以上の利用で翌年の年会費が半額になる特典があるため、年会費のパターンを2つに分けます。
カード年会費とセゾンマイルクラブ年会費
- 通常:年会費27,500円
- 優遇:年会費16,500円
上記の交換レートを基に下記4点のセゾンマイルクラブの損益分岐点を計算していきます。
- セゾンマイルクラブ:5,500円
- セゾンマイルクラブ+カード年会費
- 年会費無料の還元率0.5%のクレジットカード
- 年会費無料の還元率1.0%のクレジットカード
また、元々セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードをお持ちの方は、セゾンマイルクラブに加入するべきか否かも比較していきますね。
旅行に行かない方向けのセゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブ損益分岐点は73.4万円
旅行に行かない方は基本的に他のポイントやアマゾンギフト券にJALマイルを交換することで1マイル=1円の価値となります。そのため、セゾンマイルクラブの還元率は1.25%です。
1マイル=1円時の前提条件
- 年会費(通常):27,500円(年会費22,000円+セゾンマイルクラブ5,500円)
- 年会費(優遇):16,500円(年会費11,000円+セゾンマイルクラブ5,500円)
- JALマイルの価値:1マイル=1円
- 永久不滅ポイントの価値:1ポイント=5円
旅行に行かない方向けのセゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブ損益分岐点は以下の通りです。
セゾンプラチナビジネス(通常) | 年会費(A) | 還元率(B) | 損益分岐点(A)÷(B) |
セゾンマイルクラブ加入可否 | 5,500円 | 1.25%-0.5%=0.75% | 73.4円 |
年会費回収 | 27,500円 | 1.25% | 220万円 |
無料0.5%クレカ | 27,500円 | 1.25%-0.5%=0.75% | 366.7万円 |
無料1.0%クレカ | 27,500円 | 1.25%-1.0%=0.25% | 1,100万円 |
セゾンプラチナビジネスの優遇特典時のセゾンマイルクラブ損益分岐点は以下の通りです。
セゾンプラチナビジネス(優遇) | 年会費(A) | 還元率(B) | 損益分岐点(A)÷(B) |
セゾンマイルクラブ加入可否 | 5,500円 | 1.25%-0.5%=0.75% | 73.4万円 |
年会費回収 | 16,500円 | 1.25% | 132万円 |
無料0.5%クレカ | 16,500円 | 1.25%-0.5%=0.75% | 220万円 |
無料1.0%クレカ | 16,500円 | 1.25%-1.0%=0.25% | 660万円 |
上記のマイルの価値は1マイル=1円で計算していますので、上記の損益分岐点を下回ることはありません。
友人や恋人と旅行に行く方向けのセゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブ損益分岐点は44万円
友人や恋人と旅行に行く際には特典航空券とJALマイルを交換することができません。
そこでおすすめなのがJALマイルをeJALポイントに交換して航空券やツアーに行くのがおすすめです。
その際の1マイルの価値は1.5円となります。そのため、セゾンマイルクラブの還元率は1.75%です。
1マイル=1.5円時の前提条件
- 年会費(通常):27,500円(年会費22,000円+セゾンマイルクラブ5,500円)
- 年会費(優遇):16,500円(年会費11,000円+セゾンマイルクラブ5,500円)
- JALマイルの価値:1マイル=1.5円(1.5%)
- 永久不滅ポイントの価値:1ポイント=5円(0.25%)
友人や恋人と旅行に行く方向けのセゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブ損益分岐点は以下の通りです。
セゾンプラチナビジネス(通常) | 年会費(A) | 還元率(B) | 損益分岐点(A)÷(B) |
セゾンマイルクラブ加入可否 | 5,500円 | 1.75%-0.5%=1.25% | 44万円 |
年会費回収 | 27,500円 | 1.75% | 157.2万円 |
無料0.5%クレカ | 27,500円 | 1.75%-0.5%=1.25% | 220万円 |
無料1.0%クレカ | 27,500円 | 1.75%-1.0%=0.75% | 366.7万円 |
1マイル=1.5円時のセゾンプラチナビジネス(年会費優遇)のセゾンマイルクラブ損益分岐点は以下の通りです。
セゾンプラチナビジネス(優遇) | 年会費(A) | 還元率(B) | 損益分岐点(A)÷(B) |
セゾンマイルクラブ加入可否 | 5,500円 | 1.75%-0.5%=1.25% | 44万円 |
年会費回収 | 16,500円 | 1.75% | 94.3万円 |
無料0.5%クレカ | 16,500円 | 1.75%-0.5%=1.25% | 132万円 |
無料1.0%クレカ | 16,500円 | 1.75%-1.0%=0.75% | 220万円 |
特典航空券の方がマイルの価値としては高いですが、eJALポイントは特典航空券の枠を使わないで座席を確保できるため使い勝手が良いのでおすすめです。
家族旅行に行く方向けのセゾンプラチナビジネスのセゾンマイルクラブ損益分岐点は31.5万円
家族旅行に行く際には特典航空券を利用するのがおすすめです。
特典航空券を上手に活用することでマイルの価値を2円~20円ほどまで底上げすることができます。
今回は特典航空券でも比較的容易に達成することができる1マイルの価値は2円として計算します。そのため、セゾンマイルクラブの還元率は2.25%です。
1マイル=2円時の前提条件
- 年会費(通常):27,500円(年会費22,000円+セゾンマイルクラブ5,500円)
- 年会費(優遇):16,500円(年会費11,000円+セゾンマイルクラブ5,500円)
- JALマイルの価値:1マイル=2円(2.0%)
- 永久不滅ポイントの価値:1ポイント=5円(0.25%)
家族旅行者向けのセゾンプラチナビジネス(通常)のセゾンマイルクラブ損益分岐点は以下の通りです。
セゾンプラチナビジネス(通常) | 年会費(A) | 還元率(B) | 損益分岐点(A)÷(B) |
セゾンマイルクラブ加入可否 | 5,500円 | 2.25%-0.5%=1.75% | 31.5万円 |
年会費回収 | 27,500円 | 2.25% | 122.3万円 |
無料0.5%クレカ | 27,500円 | 2.25%-0.5%=1.75% | 157.2万円 |
無料1.0%クレカ | 27,500円 | 2.25%-1.0%=1.25% | 220万円 |
一方で年会費が半額のセゾンプラチナビジネス(年会費優遇)のセゾンマイルクラブ損益分岐点は以下の通りです。
セゾンプラチナビジネス(優遇) | 年会費(A) | 還元率(B) | 損益分岐点(A)÷(B) |
セゾンマイルクラブ加入可否 | 5,500円 | 2.25%-0.5%=1.75% | 31.5万円 |
年会費回収 | 16,500円 | 2.25% | 73.4万円 |
無料0.5%クレカ | 16,500円 | 2.25%-0.5%=1.75% | 94.3万円 |
無料1.0%クレカ | 16,500円 | 2.25%-1.0%=1.25% | 132万円 |
今回はマイルの価値を1マイル=2円で計算しましたが、マイルを有効活用することで1マイル=10円以上にすることも可能です。
ぜひJALマイルを有効活用してお得に資産形成していきましょう。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードがオススメな人
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードはプラチナカードの中でもコスパ最強と呼ばれるカードです。
とはいえ、クレジットカードにはその人の属性や商圏、使い方によって選ぶべきクレジットカードが変わってきます。
そのため、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードをオススメする人は以下の通りです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードのオススメな人
- プラチナカードを最安値で保有したい人
- JALカードよりもお得にJALマイルを貯めたいJALマイラー
- 年間200万円以上利用する人
- 海外旅行や国内旅行が好きな人
- 他のセゾンカードを利用・保有している人
一方、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードをオススメしない人は以下の通りです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードをオススメしない人
- クレジットカードに年会費を絶対に払いたくない人
- 海外旅行で家族全員でサービスを享受したい人
- ステータスが欲しい人
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは旅行しなくてもお得になるカードですが、旅行する方がお得になるカードになります。
まとめ
今回は利用目的別のセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードのセゾンマイルクラブの損益分岐点について解説してきました。
実際のマイルの価値は1円~20円ほどと使い方によって異なります。
セゾンプラチナビジネスは通常年会費22,000円ですが、年間200万円以上の利用で翌年の年会費が半額の11,000円になるため、2つのパターンの損益分岐点を算出しています。
損益分岐点(通常) | 年会費 | 1マイル=1円 | 1マイル=1.5円 | 1マイル=2円 |
セゾンマイルクラブ | 5,500円 | 79.2万円 | 56.2万円 | 44万円 |
年会費+セゾンマイルクラブ | 27,500円 | 220万円 | 157.2万円 | 122.3万円 |
0.5%クレカと比較時 | 27,500円 | 366.7万円 | 220万円 | 157.2万円 |
1.0%クレカと比較時 | 27,500円 | 1,100万円 | 366.7万円 | 220万円 |
損益分岐点(優遇) | 年会費 | 1マイル=1円 | 1マイル=1.5円 | 1マイル=2円 |
セゾンマイルクラブ | 5,500円 | 79.2万円 | 56.2万円 | 44万円 |
年会費+セゾンマイルクラブ | 16,500円 | 132万円 | 94.3万円 | 73.4万円 |
0.5%クレカと比較時 | 16,500円 | 220万円 | 132万円 | 94.3万円 |
1.0%クレカと比較時 | 16,500円 | 660万円 | 220万円 | 132万円 |
セゾンプラチナビジネスアメックスのセゾンマイルクラブの損益分岐点は現在のお使いのクレジットカードやポイントの使い方によっても異なりますが、優遇特典を考慮して年間200万円以上利用する方であればメインカードにしたほうが良いですね。
コメント